「エアコンをつけたらブレーカーが落ちた」
「新しくエアコンを買ったら電気が不安定になった」
「何アンペア契約にすれば安心なの?」
こうした相談は、夏や冬の繁忙期に急増します。
実はこれらのトラブルの多くは、エアコンとブレーカー容量のバランスが取れていないことが原因です。
この記事では、エアコンとブレーカー容量の関係、落ちる理由、適切なアンペア数の考え方までをわかりやすく解説します。
そもそもブレーカー容量とは?
ブレーカー容量とは、
👉 一度に使える電気の最大量(アンペア数)のことです。
一般家庭では主に以下の契約が多いです。
- 30A
- 40A
- 50A
- 60A
この容量を超えると、安全装置としてブレーカーが作動し、電気が遮断されます。
エアコンはどれくらい電気を使う?
エアコンの消費電力は、能力(kW)によって異なります。
目安(家庭用)
| 畳数目安 | 消費電力(冷房時) |
|---|---|
| 6畳用 | 約500〜700W |
| 10畳用 | 約800〜1000W |
| 14畳用 | 約1200〜1500W |
ただし注意点があります。
👉 起動時(コンプレッサー始動時)は一時的に大きな電流が流れる
この瞬間的な負荷が、ブレーカーを落とす原因になることがあります。
エアコンでブレーカーが落ちる主な原因
① 契約アンペア不足
例えば30A契約で、
- エアコン
- 電子レンジ
- ドライヤー
- IH調理器
を同時に使えば、簡単に容量オーバーになります。
特に冬場は、暖房+電気ポット+ヒーターで負荷が集中します。
② 専用回路になっていない
エアコンは本来、
👉 専用回路(単独ブレーカー)での設置が基本
しかし古い住宅では、照明やコンセントと同じ回路に接続されているケースがあります。
その場合、同時使用で落ちやすくなります。
③ ブレーカー自体の劣化
- 築年数が古い
- 何度も落ちている
- 接触不良
こうした場合、ブレーカー自体の交換が必要になることもあります。
④ エアコンの故障
- 漏電
- コンプレッサー異常
- 基板トラブル
この場合は漏電ブレーカーが落ちることが多いです。
単なる容量不足とは症状が異なります。
適切なアンペア数の考え方
まず確認すべきこと
- 現在の契約アンペア数
- 家電の同時使用状況
- エアコンの消費電力
例えば:
- 30A契約
- 14畳用エアコン使用
- 電子レンジ同時使用
→ 40A以上への契約変更で改善するケースが多いです。
エアコン専用回路はなぜ必要?
エアコンは消費電力が安定して大きいため、
他の家電と共有するとトラブルの原因になります。
専用回路のメリット:
- ブレーカーが落ちにくい
- 安全性向上
- 機器寿命の延長
新規設置や買い替え時は、必ず確認しましょう。
容量アップは簡単にできる?
電力会社への契約変更で可能です。
ただし、
- 分電盤が古い
- 主幹ブレーカーが対応していない
場合は電気工事が必要になります。
よくある誤解
❌「エアコンは省エネだからブレーカーは落ちない」
→ 起動時電流は別問題
❌「夏より冬のほうが電気代が安い」
→ 暖房は外気温との差が大きく負荷が高い
ブレーカーが落ちたときのチェックポイント
- どのブレーカーが落ちたか?
- 同時に何を使っていたか?
- エアコン単体でも落ちるか?
状況を整理すると原因が見えやすくなります。
まとめ|エアコンとブレーカー容量はセットで考える
エアコンは快適性を支える重要な設備ですが、
電気容量とのバランスが崩れるとトラブルの原因になります。
✔ 契約アンペアを確認
✔ 専用回路かチェック
✔ 同時使用を見直す
これだけでも多くの問題は防げます。
ブレーカーが頻繁に落ちる場合は、
容量不足か設備不良のサインです。
放置せず、早めに点検・見直しを行いましょう。


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