「一番使いたいときに限ってエアコンが壊れる…!」
夏になると、このような声をよく耳にします。実は、夏はエアコンにとって最も過酷な季節。なぜ夏にエアコンが壊れやすいのか?その理由を、わかりやすく7つにまとめて解説します。
1. 使用頻度が急激に増えるから
春まではほとんど使われていなかったエアコンが、夏に入ると突然フル稼働します。これにより、モーターやコンプレッサーに一気に負荷がかかり、故障の原因になります。機械は急な稼働に弱いため、事前の点検が重要です。
2. フィルターの詰まりによる冷却能力の低下
「久しぶりにエアコンをつけたけど、全然冷えない…」という場合、フィルターの汚れが原因のことが多いです。汚れたフィルターは空気の流れを妨げ、機械に無理をさせてしまい、結果的に故障を引き起こします。
3. 熱交換器の汚れや詰まり
室内機・室外機にある熱交換器が汚れていると、熱の放出・吸収がうまくできず、エアコンが常に高負荷運転になります。特に夏は外気温も高いため、冷却効率が大幅に落ちてしまいます。
4. 室外機の高温化や通気不良
夏の直射日光が室外機に当たり続けたり、周囲にモノが置かれて通気が悪くなっていると、室外機がオーバーヒートを起こしやすくなります。室外機が熱を放出できない状態では、エアコンのパフォーマンスは大きく下がり、故障しやすくなります。
5. 電圧の不安定による基板の損傷
夏は電力消費が集中するため、一部地域では電圧が不安定になることがあります。その影響で、エアコンの電子基板がダメージを受け、動作不良や完全停止に陥ることも。特に古い機種は要注意です。
6. 冷媒ガスの不足や漏れ
冷媒(フロンガス)が不足していると、エアコンの冷房機能が低下します。長年使っているエアコンでは、配管の接続部などから少しずつガスが漏れていることも多く、冷えないだけでなくコンプレッサーの異常過熱にもつながります。
7. 長年の使用による経年劣化
多くのエアコンは10年を過ぎると、様々な部品が少しずつ劣化してきます。夏場の酷使が引き金となって、これまで問題がなかった部分が急に壊れるケースも多発します。耐用年数を過ぎたエアコンは、点検や買い替えを検討しましょう。
まとめ
夏にエアコンが壊れるのは、ただの「偶然」ではなく、使用環境・メンテナンス不足・経年劣化といった多くの要因が重なって起きています。
これらのリスクを回避するためには:
- 季節前の点検・清掃
- フィルターや室外機のメンテナンス
- 室外機周りの環境確認
- 定期的な冷媒チェック
がとても大切です。
「壊れてから」ではなく「壊れる前」にしっかり対策を行い、暑い夏を快適に乗り切りましょう!
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