― 修理費用・保証範囲・延長保証の落とし穴とは? ―
業務用エアコンは、店舗・オフィス・工場などの空調を支える重要設備です。しかし、導入時に意外と見落とされがちなのが「保証内容」です。
「メーカー保証があるから安心」
「新品だからしばらくは大丈夫」
そう思っていませんか?
実は、業務エアコンの保証には“重要なポイント”がいくつも存在します。
保証内容を正しく理解していないと、想定外の高額修理費が発生することもあります。
本記事では、業務用エアコンの保証で本当に押さえるべきポイントを、空調設備のプロ視点で解説します。
業務エアコンの基本保証とは?
一般的に、業務用エアコンのメーカー保証は以下の通りです。
- 本体保証:1年間
- 圧縮機(コンプレッサー):3~5年間
※メーカーや機種によって異なります。
ここで重要なのは、保証=すべて無料修理ではないという点です。
実は重要① 保証対象は「自然故障」のみ
メーカー保証の多くは、製品の初期不良や自然故障のみが対象です。
以下は保証対象外になるケースが多いです。
- フィルター詰まりによる故障
- ドレン詰まりによる水漏れ
- 電源不良や施工不備
- 落雷や水害などの災害
- 経年劣化部品
つまり、施工ミスやメンテナンス不足は保証外になる可能性が高いのです。
特に業務用エアコンは使用時間が長いため、定期点検を怠ると保証を受けられないケースもあります。
実は重要② 「工事保証」は別物
本体保証とは別に、「施工業者による工事保証」があります。
例えば、
- 冷媒配管の漏れ
- ドレン配管不良
- 電源配線ミス
これらはメーカー保証ではなく、施工業者の責任範囲になります。
しかし、工事保証期間は1年程度のことが多く、契約内容によって差があります。
導入時に必ず確認すべきポイント:
- 工事保証の期間
- 保証範囲
- 書面契約の有無
実は重要③ 修理費用の内訳を理解しているか?
保証が切れた場合、修理費は高額になることがあります。
業務用エアコンの代表的な修理費用目安:
- 基板交換:5~15万円
- コンプレッサー交換:20~50万円
- 冷媒漏れ修理:10万円以上
特に天井埋込型は作業費も高くなりがちです。
だからこそ、延長保証や保守契約の検討が重要になります。
延長保証は本当に必要?
業務用エアコンは10~15年使用されるケースが一般的です。
しかし、主要部品の故障は5~8年目に増える傾向があります。
延長保証のメリット:
- 突発的な高額修理の回避
- 予算計画が立てやすい
- 経営リスクの軽減
特に飲食店やクリニックなど、空調停止が営業停止に直結する業種では、延長保証の価値は非常に高いです。
保証を有効にするための重要ポイント
① 定期点検を実施する
保守契約を結んでいないと、保証対象外になることもあります。
② フィルター清掃を怠らない
目詰まりは多くのトラブルの原因です。
③ 異常を放置しない
異音や効きの悪さを放置すると、重大故障につながります。
業務エアコン保証で失敗しないために
導入前に確認すべきチェックリスト:
☑ メーカー保証年数
☑ 圧縮機保証期間
☑ 工事保証の有無
☑ 延長保証の条件
☑ 保守契約内容
これらを把握しておくことで、将来のトラブルを大幅に減らせます。
まとめ:保証は「設備投資の一部」である
業務用エアコンは単なる設備ではなく、事業を支えるインフラです。
保証内容を軽視すると、
- 想定外の高額修理
- 営業停止リスク
- 顧客満足度の低下
といった経営ダメージにつながります。
だからこそ、
「本体価格」だけでなく「保証内容」まで含めて選ぶことが重要」
これが、業務エアコン導入で失敗しない最大のポイントです。


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