店舗やオフィス、工場などで毎日活躍している「業務用エアコン」。
見た目が元気そうでも、内部では確実に“老化”が進んでいます。
突然の故障で営業に支障が出る前に、寿命の目安と買い替えサインを知っておくことが大切です。
この記事では、群馬県や高崎市周辺で業務用エアコン工事を行うプロの視点から、
寿命の目安と買い替えの判断ポイントを詳しく解説します。
■ 業務用エアコンの寿命は「約10〜15年」が目安
一般的に、業務用エアコンの耐用年数は 約10〜15年 と言われています。
これはメーカーや設置環境によって前後しますが、以下のような要因が寿命を左右します。
- 使用時間:1日8時間以上稼働する環境では劣化が早い
- 設置環境:油や粉塵が多い場所はフィルターや熱交換器が汚れやすい
- メンテナンス頻度:定期清掃・点検を行っているかどうか
特に飲食店や工場では、油煙や粉塵による影響で10年を待たずに性能が低下するケースも少なくありません。
■ 買い替えを検討すべき7つのサイン
では、具体的にどんな状態になったら買い替えを検討すべきなのでしょうか?
ここでは「見逃してはいけない7つのサイン」をご紹介します。
① 冷暖房の効きが悪くなった
設定温度までなかなか到達しない、冷えにムラがある…
これはコンプレッサーや熱交換器の劣化によるものです。
冷媒ガス漏れやファンの故障も原因となるため、10年以上経過しているなら交換検討のタイミングです。
② 電気代が明らかに高くなった
古い機種は最新モデルに比べて消費電力が1.5倍〜2倍になることもあります。
省エネ性能が大幅に進化しているため、買い替えで電気代を年間数万円単位で削減できるケースもあります。
③ 異音・異臭がする
運転時に「ガタガタ」「ブーン」などの異音や、カビ臭・焦げ臭がする場合は要注意。
内部モーターや基板の劣化、ドレン詰まりなどが考えられます。
放置すると重大な故障や漏電の原因になることも。
④ 修理を繰り返している
同じようなトラブルを何度も起こすようなら、修理より交換がコスト的に有利です。
10年以上経った機種はメーカー部品の供給が終了している場合も多く、修理不能となるケースも増えています。
⑤ 室外機が異常に熱くなる・動作音が大きい
室外機のファンやコンプレッサーが劣化しているサインです。
負荷がかかりすぎると冷媒圧力が上昇し、運転停止につながることもあります。
早めの点検をおすすめします。
⑥ エラーコードが頻繁に出る
最近の業務用エアコンは自己診断機能があり、異常時に「E○○」などのエラーを表示します。
頻発する場合はセンサーや基板の老朽化が進んでいる可能性が高く、買い替え検討のサインです。
⑦ 環境規制に対応していない冷媒を使用している
R22(HCFC)やR410Aなどの旧冷媒ガスを使用している機種は、環境規制により製造・補充が難しくなっています。
特に2027年以降は冷媒関連の規制強化(いわゆる「2027年問題」)も予想されており、
今のうちにR32対応や新冷媒対応機種に更新するのがおすすめです。
■ 業務用エアコンを長持ちさせる3つのコツ
- 定期的なフィルター清掃
→ 月1回以上の清掃で熱効率を維持。 - 年1回のプロ点検
→ 冷媒漏れ・ドレン詰まり・基板劣化を早期発見。 - 環境に合わせた機種選定
→ 工場・厨房など用途に適したエアコンを導入することで負荷を軽減。
■ 買い替えは「計画的に」がおすすめ
エアコンは突然壊れると、繁忙期に工事が間に合わないことがあります。
特に群馬県・高崎市エリアでは夏場の施工が集中し、7月〜8月は予約が取りづらくなる傾向があります。
そのため、春や秋などのオフシーズンに点検・見積もり・買い替え相談を行うのがベストタイミングです。
また、自治体や経産省の補助金制度を活用すれば、更新コストを抑えることも可能です。
■ まとめ:7つのサインを見逃さず、賢く買い替えを
業務用エアコンの寿命は「まだ動くから大丈夫」では判断できません。
下記のサインが見られたら、更新の準備を始めましょう。
✅ 冷暖房の効きが悪い
✅ 電気代が高騰
✅ 異音・異臭
✅ 修理を繰り返す
✅ 室外機の異常
✅ エラー頻発
✅ 旧冷媒機種の使用
これらの兆候を放置すると、営業停止や修理不能に発展するリスクがあります。
もし今の機種が10年以上経過している場合は、ぜひ一度プロに相談を。
群馬県・高崎市周辺で業務用エアコンの点検・更新・設置を検討している方は、
地域密着の専門会社「アーバン空工」にお気軽にご相談ください。
安心・迅速・確実な施工で、快適な空間づくりをサポートいたします。
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