1. 消費電力が高くなりがち
中古エアコンは、すでに数年以上前のモデルであることがほとんどです。省エネ性能は年々進化しており、同じ6畳用でも2020年製と2025年製では年間電気代に数千円〜1万円以上の差が出ることもあります。短期間で見れば安くても、数年使えば逆に損をする可能性が高いのです。
2. メーカー保証がほぼ切れている
エアコンには通常1年〜5年のメーカー保証が付きますが、中古品はすでに保証期間を過ぎているケースが大半です。初期不良があった場合でも、修理代がすべて自己負担になるリスクがあり、結果的に新品より高くつくことも。個人売買の場合は、そもそも保証そのものがないことも多く、非常に不安定です。
3. 設置・取り外し工事が別料金
中古品の価格には「設置工事費」や「既存エアコンの取り外し・処分費用」が含まれていないことが多いです。例えば本体が29,800円でも、取り付け費が約16,500円〜、取り外しが5,000円〜かかるため、トータルでは45,000円以上になります。新品の工事込みモデルと大差がないことも珍しくありません。
4. 内部クリーニング費が別途必要になることが多い
中古エアコンは見た目が綺麗でも、内部にホコリ・カビが蓄積しているケースが多く、においや健康への悪影響の原因になります。使用前にエアコンクリーニング(1〜1.5万円)が必要になれば、出費は一気に増加します。「安く買ったはずなのに、掃除代で高くついた…」という失敗例もよくあります。
5. 寿命が短い
エアコンの耐用年数はおよそ10年。中古品は多くが5〜8年使用済みのものが多く、残り寿命が少ないことを意味します。内部のコンプレッサーや電子基板など、見えない部品がすでに劣化しており、真夏の高負荷時に突然止まるリスクも高まります。数年で再購入となれば、初めから新品を選んだ方が賢明です。
6. 冷媒ガス漏れ・フロン回収など法令リスクもある
中古エアコンの中には、冷媒ガスが漏れていたり、配管が劣化していたりする製品もあります。こうした状態で使用すると、冷えが悪いだけでなく、違法なガス放出になるケースもあります。取り外し・運搬時に正しく「フロン回収」が行われていないと、環境法令に違反する可能性もあるため注意が必要です。
7. 最新機能が一切使えない
ここ数年のエアコンは、ただ冷やす・暖めるだけではありません。
- 自動お掃除機能
- スマホ連携(IoT)
- 空気清浄・除菌
- 自動風向き調整
などが搭載されており、快適性・省エネ性が格段に向上しています。中古機種ではこうした機能が省かれていることが多く、毎日の使い勝手で大きな差を感じることになります。
補足:結局いくら違うのか?
タイプ | 合計価格 | 概要 |
---|---|---|
中古(2020年製) | 約45,000~52,000円 | 本体29,800円+設置・処分・掃除費用など含む |
型落ち新品(工事込み) | 約45,000〜70,000円 | 工事費・保証込み、未使用で安心 |
最新機種(2025年モデル) | 約110,000円前後 | 高機能+高省エネで長期運用向き |
結論
「安物買いの銭失い」になりたくないなら、最初から新品か型落ち新品を選ぶのが◎。
中古は“短期限定”や“仮設用”ならアリですが、長く使いたい・電気代を抑えたい人ほど新品がコスパに優れています。
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