エアコンを調べていると、
「RAS-〇〇」「CS-〇〇」「AY-〇〇」など、
アルファベットと数字が並んだ型番を目にすることが多いと思います。
この型番、実は
エアコンの性能・サイズ・世代を読み取る重要な情報が詰まっています。
この記事では、
- エアコン型番の基本的な考え方
- メーカーごとの違い
- 型番から分かる選び方のコツ
を分かりやすく解説します。
そもそもエアコンの「型番」とは?
エアコンの型番は、
メーカーが機種を識別するための記号です。
型番には主に、
- メーカー識別
- シリーズ
- 能力(畳数)
- 発売時期
などの情報が含まれています。
カタログや見積書、修理相談の際にも必ず使われるため、
基本だけでも知っておくと非常に便利です。
型番の中で特に重要なのは「数字部分」
多くのメーカーで共通して重要なのが、
型番に含まれる数字です。
例:
- ○○-22
- ○○-28
- ○○-40
この数字は、
エアコンの冷房能力(kW)を表す目安になっています。
一般的な対応イメージは以下の通りです。
- 22 → 約6畳
- 28 → 約10畳
- 40 → 約14畳
※実際の対応畳数は建物条件によって変わります。
メーカーごとの型番の特徴
ダイキンの型番例
例:AN28〇〇〇
- AN:家庭用壁掛形
- 28:能力クラス
- 末尾記号:シリーズ・年式
ダイキンは、
業務用・家庭用ともに能力数字が分かりやすいのが特徴です。
パナソニックの型番例
例:CS-28〇〇〇
- CS:室内機
- CU:室外機
- 28:能力クラス
室内機・室外機で型番が分かれる点が特徴です。
三菱電機の型番例
例:MSZ-28〇〇〇
- MSZ:壁掛形
- 28:能力
- シリーズ記号:機能・グレード
シリーズ名と型番が紐づいていることが多く、
グレード判別に使われます。
日立・シャープなど
各メーカーで
- アルファベットの意味
- 記号の並び
は異なりますが、
数字部分=能力の目安は共通しています。
型番を見ると「発売時期」も分かることがある
型番の末尾にある記号や数字から、
発売年を判別できるケースもあります。
- 同じ能力でも型番が違う
- 末尾が古い記号になっている
場合は、
1世代前・数年前のモデルである可能性があります。
中古・在庫品・買い替え比較では重要なポイントです。
型番だけでエアコンを選ぶのはNG?
型番は便利ですが、
型番だけで選ぶのはおすすめできません。
なぜなら、
- 同じ能力でも省エネ性能が違う
- 住宅性能によって必要能力が変わる
- 使用目的(冷房重視・暖房重視)が異なる
からです。
型番は判断材料のひとつと考えるのが正解です。
型番を理解すると失敗しにくくなるポイント
型番の読み方を知っていると、
次のような失敗を防ぎやすくなります。
- 畳数不足・オーバースペック
- 古いモデルを知らずに選んでしまう
- 見積内容が比較できない
特に、
複数社の見積を比較する際は、
型番チェックがとても重要です。
まとめ|エアコンの型番は「性能を知るヒント」
エアコンの型番は、
一見難しそうですが、
- 数字=能力
- 記号=シリーズ・世代
という基本を押さえれば、
選び方がぐっと分かりやすくなります。
分からないまま選ぶより、
少し理解してから相談する方が納得感のある選択につながります。
▶ 型番の見方が分からない/見積内容を確認したい方へ
エアコン選定・入替え・業務用含め、お気軽にご相談ください。
用途・建物条件に合わせて分かりやすくご説明します。

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