台風が接近・通過しているとき、
「エアコンって使っても大丈夫?」
「室外機が壊れたりしない?」
と不安になる方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、基本的には使用できるケースが多いですが、
状況によっては使用を控えた方が良い場合もあります。
この記事では、
- 台風時にエアコンを使ってよい条件
- 室外機への影響
- 実際によくある故障例
- 台風前後の正しい対処法
を、わかりやすく解説します。
台風の日にエアコンは使ってもいいの?
基本的には「使用可能」
現在の家庭用エアコンは、
多少の風雨では問題なく運転できる設計になっています。
そのため、
- 通常の雨
- 強風を伴わない台風の外周部
であれば、冷房・暖房ともに使用しても問題ないケースがほとんどです。
ただし注意!使わない方がよいケース
以下のような状況では、使用を控える判断が必要です。
① 暴風・横殴りの雨が直接室外機に当たる
台風本体が接近し、
- 強烈な横風
- 大量の吹き込み雨
がある場合、室外機内部に水が侵入する恐れがあります。
特に、
- ベランダ設置
- 屋根置き
- 壁掛け設置
の室外機は影響を受けやすくなります。
② 停電・瞬停が頻発している
台風時は、
- 瞬間的な停電
- 電圧の不安定
が起きやすく、これが基板故障の原因になることがあります。
停電が頻発している場合は、
エアコンの運転を停止し、コンセントを抜くのが安全です。
③ 室外機が浸水する恐れがある
低い位置に設置された室外機で、
- 大雨による冠水
- 排水不良による水たまり
が発生している場合は、絶対に運転しないでください。
浸水した状態で運転すると、
モーターや基板が一発で故障することもあります。
台風がエアコン(室外機)に与える影響とは?
室外機は意外とデリケート
室外機は「外に置くもの」ですが、
水に完全に強いわけではありません。
台風時には、
- 雨水の吹き込み
- 飛来物の衝突
- 強風による転倒・振動
といったリスクがあります。
よくある台風後のエアコントラブル
実際の現場で多いのが、以下の症状です。
- 台風後にエアコンが動かない
- ブレーカーを入れても反応しない
- 異音がする
- 室外機が動かない
これらは、
基板の水濡れ・ファンの破損・電装部品の故障が原因になっていることが少なくありません。
台風前にできるエアコン対策
① 室外機の周囲を整理する
- 植木鉢
- 物干し台
- 軽い収納ボックス
などは、強風で飛ばされて室外機に衝突する可能性があります。
台風前に必ず片付けましょう。
② 室外機の固定状態を確認
- ガタつきがないか
- 置台がズレていないか
を確認しておくだけでも、転倒リスクを減らせます。
③ 停電が心配な場合はコンセントを抜く
特に台風直撃が予想される場合は、
- エアコン停止
- コンセントを抜く
これが最も安全な対策です。
台風が過ぎた後のチェックポイント
台風後、エアコンを使う前に以下を確認しましょう。
- 室外機が倒れていないか
- 明らかな破損がないか
- 異音・異臭がしないか
少しでも異常を感じたら、
無理に運転せず専門業者に相談してください。
「動くけどおかしい」は要注意
台風後に、
- 冷え(暖まり)が悪い
- 風量が弱い
と感じる場合、
内部に水やゴミが入り込んでいる可能性があります。
放置すると、
数週間後に完全故障につながるケースもあります。
まとめ|台風時のエアコン使用は「状況判断」が重要
台風の日のエアコン使用は、
- 通常の雨風 → 使用OK
- 暴風・浸水・停電頻発 → 使用を控える
これが基本的な考え方です。
特に重要なのは、
室外機の状況を最優先で判断すること。
正しく対処すれば、
台風後の高額修理や突然の故障を防ぐことができます。


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