エアコンを選ぶとき、多くの人が注目するのは
「メーカー」「価格」「機能」です。
しかし、現場で数多くの工事を見てきた立場から言えるのは、
エアコンは“工事の質”で寿命も快適さも大きく変わるという事実です。
本記事では、カタログや価格比較では見えない
エアコン工事で本当に大切なポイントを、現場目線でお伝えします。
エアコンのトラブル原因は「工事」が占める割合が高い
「水漏れした」
「冷えが悪い」
「異音がする」
こうしたトラブルの多くは、
製品不良ではなく、施工不良が原因であるケースが少なくありません。
実際、修理現場で原因を調べると、
- 配管処理の不備
- 真空引き不足
- ドレン処理ミス
- 設置位置の問題
といった、工事起因のトラブルが非常に多いのが現実です。
本当に大切①:設置場所の判断力
エアコン工事で最初に重要なのが、設置場所の判断です。
よくある失敗例
- 風が家具に直撃する
- カーテンレールに干渉
- 室外機の排熱がこもる
これらは「取り付けられる場所」と
「最適な場所」が違うことを理解していないと起こります。
経験のある業者ほど、
冷暖房効率・メンテナンス性・将来の買い替えまで考慮して設置します。
本当に大切②:配管工事の丁寧さ
配管工事は見えなくなる部分ですが、
エアコンの性能と寿命を左右する最重要ポイントです。
特に重要なポイント
- 配管の折れ・潰れがないか
- 無理な引き回しをしていないか
- 断熱材がしっかり巻かれているか
配管処理が雑だと、
- 冷暖房効率の低下
- 結露・水漏れ
- コンプレッサー負担増
につながります。
本当に大切③:真空引き(エアパージ)の確実な実施
現場で差が出やすいのが、真空引き作業です。
真空引きとは、
配管内部の空気や水分を完全に抜く作業のこと。
これを省略・簡略化すると、
- 冷えが悪い
- 異音が出る
- 内部腐食が進む
など、数年後に不具合が出やすくなります。
見えない作業だからこそ、
きちんと時間をかけて行う業者かどうかが重要です。
本当に大切④:ドレン(排水)処理
エアコンの水漏れトラブルで多いのが、ドレン処理不良です。
- 勾配が取れていない
- ホースが潰れている
- 先端が詰まりやすい位置にある
こうした施工は、
使用開始直後ではなく数か月〜数年後に問題が出やすいのが特徴です。
本当に大切⑤:室外機の設置環境
室外機は「置ければOK」ではありません。
注意すべきポイント
- 直射日光が当たりすぎない
- 排気がこもらない
- 振動・騒音が出にくい
室外機環境が悪いと、
- 効きが悪くなる
- 電気代が上がる
- 故障しやすくなる
という影響が出ます。
安さ重視の工事で起きやすい現実
極端に安い工事では、
- 作業時間が短い
- 確認工程が少ない
- 経験の浅い作業者
になるケースもあります。
結果として、
「安く買ったはずが、修理・再工事で高くつく」
という事態になりがちです。
良いエアコン工事業者の見極め方
チェックポイント
- 現地状況をしっかり確認する
- 追加工事の説明が明確
- 作業内容を質問しても答えられる
- 工事後の説明が丁寧
価格だけでなく、
説明力と対応力を見ることが重要です。
エアコンは「取り付けて終わり」ではない
エアコンは10年以上使う設備です。
- 工事が良ければ、長く快適
- 工事が悪ければ、早期トラブル
この差は、
数年後に必ず現れます。
まとめ|エアコン工事の価値は“見えない部分”にある
- エアコンの性能を引き出すのは工事
- トラブルの多くは施工が原因
- 価格だけでなく内容を見ることが重要
「どこで買うか」より、
「誰が、どう取り付けるか」。
これが、現場で見てきたエアコン工事のリアルです。


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