「最近、エアコンがよく止まるようになった」
「一度は動くけど、すぐ停止してしまう」
「エラーが出たり出なかったりで原因が分からない」
こうした相談は、夏・冬のピーク前後に急増します。
そして現場で実際に点検すると、故障ではなく“環境や使い方”が原因になっているケースも非常に多いのが実情です。
この記事では、エアコンや空調設備が「よく止まる」症状が出たときに、
現場でプロが最初に確認する5つのポイントを分かりやすく解説します。
なぜ「よく止まる」症状は起きるのか?
エアコンが停止するのは、
👉 機械を守るための安全制御であることがほとんどです。
- 過熱
- 風量不足
- 排水異常
- センサー異常
これらを検知すると、故障拡大を防ぐために自動停止します。
つまり「止まる=限界サイン」とも言えます。
ポイント① フィルター・吸込口の詰まり
現場で最も多い原因
まず最初に確認するのが、
フィルターや吸込口の汚れです。
- ホコリ
- 油汚れ(飲食店)
- ペットの毛
これらが詰まると、空気を吸えず内部が過熱し、停止を繰り返します。
対策
- フィルター清掃
- 吸込口前に物を置かない
👉 意外とこれだけで復旧するケースも多いです。
ポイント② 室外機の環境(風通し・排熱)
次に見るのが室外機まわりです。
- 雑草や物で囲まれていないか
- 雪・落ち葉が詰まっていないか
- 直射日光+無風状態になっていないか
室外機が熱を逃がせないと、
高圧カットが働いて停止します。
現場あるある
「機械は壊れてないのに、置き場所が原因」
ポイント③ ドレン(排水)異常・水たまり
エアコンは冷暖房時に必ず水を排出します。
この排水がうまくいかないと、
- 水位異常検知
- 安全停止
が起こります。
よくある原因
- ドレンホース詰まり
- 勾配不良
- 冬場の凍結
特に「冷房は止まるけど暖房は動く」場合、
ドレン異常の可能性が高いです。
ポイント④ 設定・使い方による負荷過多
意外と見落とされがちなのが運転設定です。
- 風量を常に「弱」
- 設定温度が極端
- 扉や窓の開けっぱなし
これらは、
エアコンに無理をさせ続ける状態を作ります。
結果として、
- 効かない
- 止まる
- エラーが出る
という悪循環に陥ります。
ポイント⑤ 経年劣化・部品の限界
上記をすべて確認しても改善しない場合、
機器そのものの劣化を疑います。
特に注意が必要なのは、
- 使用10年以上
- 修理歴が増えてきた
- 電気代が急に上がった
こうした場合、
基板・センサー・圧縮機が限界を迎えている可能性があります。
「よく止まる」を放置するとどうなる?
- 完全停止して動かなくなる
- 修理費が高額になる
- 繁忙期で修理が間に合わない
特に夏・冬のピーク時は、
止まってからでは遅いケースが非常に多いです。
修理か?更新か?判断の目安
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| フィルター・環境が原因 | 清掃・改善 |
| 排水・軽微な不具合 | 修理 |
| 10年以上+頻繁停止 | 更新検討 |
「止まる頻度が増えている」
これは確実なサインです。
まとめ|止まる前に“見るべき順番”がある
エアコンがよく止まるとき、
いきなり「壊れた」と決めつける必要はありません。
✔ フィルター
✔ 室外機環境
✔ 排水
✔ 使い方
✔ 機器年数
この順番で確認することで、
無駄な修理や出費を防ぐことができます。
そして何より、
止まり始めた段階での対応が一番コストを抑えられます。


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