エアコン性能と寿命を左右する重要な施工ポイント
エアコンや空調設備の工事において、
「冷媒配管工事」は見えないけれど最も重要な工程のひとつです。
室内機や室外機は目に見えるため注目されがちですが、
実はエアコンの性能・効き・耐久性・トラブル発生率を大きく左右するのが冷媒配管です。
この記事では、
- 冷媒配管工事とは何か
- なぜ重要なのか
- 不良施工で起こるトラブル
- 良い工事を見極めるポイント
を、空調設備の専門視点で分かりやすく解説します。
冷媒配管工事とは?
冷媒配管工事とは、
室内機と室外機をつなぎ、冷媒(ガス)を循環させるための配管工事です。
冷媒配管は主に以下で構成されています。
- 冷媒配管(液管・ガス管)
- 断熱材
- ドレン配管
- 電線類
この冷媒が正しく循環することで、
エアコンは「冷やす」「暖める」という働きを行います。
冷媒配管工事が重要な理由
① エアコン性能を最大限に引き出す
どんなに高性能なエアコンでも、
冷媒配管工事が不適切だと本来の能力を発揮できません。
- 冷えが悪い
- 暖まりにくい
- 効きムラが出る
こうした症状は、
配管施工が原因で起こることも少なくありません。
② 故障・ガス漏れリスクを防ぐ
冷媒配管は、
- 接続部
- 曲げ加工部
- 施工精度
が非常に重要です。
施工が甘いと、
- 冷媒ガス漏れ
- 圧力異常
- コンプレッサー故障
といった重大トラブルにつながります。
冷媒配管工事でよくあるトラブル例
・ガス漏れ
フレア加工不良や締め付け不足が原因で発生します。
・断熱不良による結露
断熱材の巻き不足や劣化により、水滴が発生します。
・配管の折れ・潰れ
無理な曲げ加工によって冷媒の流れが阻害されます。
・真空引き不足
配管内の空気・水分が残り、性能低下や故障を招きます。
冷媒配管工事で必ず行うべき工程
① 正確な配管ルート設計
無理のないルートを選び、配管長・高低差を考慮します。
② 丁寧なフレア加工
冷媒漏れを防ぐための最重要工程です。
③ 確実な真空引き
配管内の空気と水分を完全に除去します。
④ 断熱処理の徹底
結露・効率低下を防ぎます。
これらが一つでも欠けると、
トラブルの原因になります。
冷媒配管工事の良し悪しは「すぐには分からない」
冷媒配管工事の怖い点は、
施工直後は問題が表面化しにくいことです。
- 数ヶ月後
- 数年後
- 季節の切り替え時
にトラブルが起こるケースも多くあります。
だからこそ、
最初の施工品質が非常に重要なのです。
見積もり時に確認したいポイント
冷媒配管工事を含む見積もりでは、
以下の点をチェックしましょう。
- 配管長が明記されているか
- 真空引き作業が含まれているか
- 断熱材の仕様
- 再利用・新設の区別
「一式」とだけ書かれている場合は、
内容を確認することが大切です。
冷媒配管工事は専門業者に任せるべき理由
冷媒配管工事は、
- 冷媒の知識
- 施工技術
- 経験
が必要な専門工事です。
価格だけで業者を選んでしまうと、
後から高額修理につながる可能性もあります。
長く安心して使うためには、施工実績のある業者選びが重要です。
まとめ|冷媒配管工事はエアコンの“心臓部”
- 冷媒配管工事はエアコン性能を左右する
- 不良施工はガス漏れ・故障の原因
- 丁寧な施工が寿命と電気代に直結
- 信頼できる業者選びが重要
冷媒配管は普段見えない部分ですが、
エアコンを支える最重要インフラです。
エアコン工事を検討する際は、
ぜひ「冷媒配管工事の内容」にも目を向けてみてください。


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